小田原市が玉ねぎの産地であることはあまり知られていません。実はこの地で栽培される玉ねぎは昔から「下中玉ねぎ」というブランド名で呼ばれています。市場にたくさん出回るほど多くはないですが、甘くてとても品質の良い玉ねぎです。
井上農園はそんな小田原市の上町で、玉ねぎ畑を1ヘクタール栽培しています。1ヘクタールを分かりやすくお伝えしますと、25mプールが30個分くらいの広さです。
毎年秋の終わりにこの広大な畑で玉ねぎを種から育て、梅雨に入る前に収穫します。とても美味しい玉ねぎですが、数は少なく希少なため、どこかでお見かけの際はぜひ手に取ってみてください。
畑は土作りが命と言われています。玉ねぎ栽培には水はけの良い土壌が欠かせません。
井上農園は土作りに一からこだわっていて、玉ねぎ栽培にぴったりの地質を厳選して、大型トラックで土を搬入して畑の土壌にしています。その土を何年かかけて肥料でならしていき、玉ねぎ栽培に適した環境を作ります。
肥料も安全性と品質にこだわりを持って農場長が厳選し、玉ねぎづくりに最適で豊かな土壌になるように気を付けています。
また、少しでも玉ねぎが健やかに育つようにと、雑草がぴょこんと畑に生えたときには、ピンセットですぐに取ってあげています。我が子のように玉ねぎの面倒を見る毎日です。
玉ねぎは食卓のどんな料理にも合う食材です。和洋中どんな料理にも欠かせません。最近では健康食としても注目されています。
井上農園の玉ねぎはサラダにしても、煮ても焼いても美味しいですが、オススメは加熱調理です。
品種は晩生種(おくて=時期の遅い玉ねぎ)の「もみじ」を栽培しています。このもみじという名前は、収穫したのちに外の皮が紅葉色に色づくことから名付けられました。特色は玉が大きく、辛味やえぐみが少ないこと。また保存性がとても優れていることです。
もみじは味が良いですが、最近では減ってきている品種です。玉ねぎ収穫のあと田植えをする生産者の方が増えているため、早生種や中生種が増えているのです。
井上農園は味と品質にこだわり、手をかけ愛情をかけ、もみじを作り続けます。
ぜひ一度、井上農園自慢の玉ねぎをご賞味ください。